犬介の放蕩記



早稲田大学交響楽団

第176回定期演奏会

2005年 2月 23日(水) 18:30開場 19:00開演
東京芸術劇場大ホール
指揮: 寺岡清高
曲目:
ヴェルディ/歌劇「運命の力」序曲
サン=サーンス/交響曲第3番 op.78 ハ短調「オルガン付」
ヴェルディ/歌劇「アイーダ」より凱旋行進曲
レオンカヴァッロ/歌劇「道化師」より間奏曲
マスカーニ/歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」より間奏曲
レスピーギ/交響詩「ローマの松」
全席指定: S席\3,000(完売) A席\2,500(完売) B席\2,000
チケット予約は終了致しました。



今日はこれ行ってきた。当日券を買って入った。たとえ予約受付は終了しても、当日券はちゃんと用意されているんだ。A席にした。席はランダムで割り当てられ、前から五番目の列だった。すごい前のほうだなと思って見上げたら驚いた。パイプオルガンが白になっている。しかも相当手の込んだデザイン、材質感も陶器みたいだ。ずっと見とれていた。物欲をそそられるが買えるものではないだろう。見納めすることにした。
東京芸術劇場のパイプオルガンの音は初めてきいた。やはりこのホールは音が溶け合う。一体になる。風圧を感じるほどの迫力もあった。



サンサーンスの交響曲第三番の演奏中も見とれていた。


早稲田の演奏は素晴らしかった。学生だからか高い精神集中を感じられる。ぬかりがない。あれでアマチュアオケに入るんだろうか、ビシッと揃っていた。そしてみんないい表情をしていた。客席の人も素晴らしかった。今日の東京芸術劇場は小市民的なおじさんおばさんが多かった。3年生最後の演奏になるのかな。なんかもうみんな純粋でよかった。ローマの松ではシンセリティのある美しい響きに心が癒される思いだった。ジャニコロの丘の松ではナイチンゲールの鳴き声が四方八方から聞こえた。あんな演出は初体験だった。綺麗だった。