犬介の放蕩記
NHKホール[土・日]
NHK Hall(Sat/Sun)
第1535回
Concert No.1535
2月12日(土)開演6:00pm   Sat 12 February 6:00pm
2月13日(日)開演3:00pm   Sun 13 February 3:00pm

モーツァルト/交響曲 第25番 ト短調 K.183
ハイドン/トランペット協奏曲 変ホ長調 Hob.VIIe-1
ホルスト/組曲「惑星」 作品32

Mozart Symphony No.25 g minor K.183
Haydn Trumpet Concerto E-flat major Hob.VIIe-1
Holst "The planets" , suite op.32

[トランペット]
関山 幸弘
Yukihiro Sekiyama
trumpet




府中の森ウイーンホール

今日はNHKホールに初めて行った。 そのまえに府中の森のウイーンホールのプロムナードコ ンサートで、パイプオルガンの演奏を聴いた。出入り自 由で無料。若い初々しいおねえさんで、トークが危なげ 感あってよかった。




三宝食堂

東府中駅から府中の森へ行く途中に三宝食堂という食事処が ある。帰りにここでたべた。ここがおいしい。東府中に住ん でた友達に教えてもらった。ただの食堂なのにほんとうにお いしいのである。待っている間の漬物から揚げ物、味噌汁ま で全てがおいしい。






その後アルヴェーンのCD買って友達とNHKホールに向かっ た。渋谷だった。渋谷は今までオルガンバーまでしか行った ことなかった。オルガンバーはいいけどクラブミュージック はつまらなかった。イージーリスニングとライトノベルの世 界。勉強にはなった。クラブで会う人は案外しっかりした人 が多かった。 そのオルガンバーの先にNHKホールがあったんだな。 やっとここまで乗り出してきたって感じだ。

地元の公民館みたい

でもNHKはNHKって感じだった。 NHKホールってどんなところだろう、日本のNHKホール、 かの有名なN響の聴けるNHKホール、、わくわくどきどき しながら入場すると、その迫力のなさに腑抜ける。これが テレビで見ていたNHKホール? とはいえ公民館のようで もあるので、中学高校のスクールライフ、体育館の記憶も よみがえる。
N響は好きだけどここに集まる人たちはなんともお堅いオー ラで満ち満ちている。東京大学みたいにお堅い霊性してる。 ロビーでやってる開演前のプロムナードコンサートも、じっ っと聴いている。階段やフロアに吹き溜まって聞いている。 今現在この方々、本当に音楽を楽しんでいるのか疑問になっ てすこし怖かった。自分が若いだけかもしれないが。



NHKホール

左のほうでカメラが回っていた。ジェームズジャッドさ んの指揮は真摯でN響の演奏も他にない巧みさがあった。 でも音響はなんか色気がない。リッチな厚みがない。関 山幸弘さんの軽快な動きは見ていて愉しく、トランペッ トの音色はスイートで美しかったけど、一階席で聴いた ホルストの惑星は響かないホールトーンの中に埋没して いった。
最後、カーテンコールを最後までやらずに帰る人が結構 いる。お尻が痛いとか音樂が苦痛だったのならともかく、 スポーツ、音樂、女…対象にあるものを自分を享楽させ る道具としてしか見ていない人もいそう。それが普通な のかもしれないが。拍手の心とかをわかってない。金を 払っているからという俗物の思想をもってやいないだろ うか心配になる。腕が上がらなくて拍手が苦痛ならしな くてもいいからその場に座っていればいいのに。コンサ ートマスターの方はいささか怪訝そう。 N響ホールはちょっと怖い思い出になった。



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